2018年4月21日土曜日

平成30年4月14日
   4月環境塾                                 場所:日本環境管理センター
平成30年度ぎふ地球環境塾の入塾式及び第1回目の講義が開催されました。
今年度は親子で58組の参加です。
近年にない多くの塾生の人数にスタッフ一同、感動と緊張しています。
楽しい学びの一年になりますように、私たちも陰ながら応援させていただきます。


≪入塾式≫
渡邊塾長より
環境塾は、地域の企業のが応援、地域の人の運営によって、地域の子供たち(親子)で学びあう場。
普段学校で出来ない、勉強や体験をたくさんして、考える人になってください。
教室を無料で提供してくださっている日本環境管理センターの社長であり、
環境塾の牧野理事、岐阜県西濃事務所森部環境課長様より挨拶がありました。

牧野環境塾理事

岐阜県西濃事務所森部環境課長

58組の親子の自己紹介があり、
席を離れて1分間、それぞれ挨拶しあいました。
その後、ピープルズお手製の有機ほうれん草入りクッキーを巡って、
じゃんけんで争奪戦が行わなれました!皆さんの熱い真剣なまなざし!
緊張気味で自己紹介
みんなと握手で挨拶
クッキーの獲得目指してじゃんけん

おみごとお母さん!大袋のクッキーゲット!


≪1時限目≫
なぜ環境を勉強するの?
                            ぎふ地球環境塾長・岐阜大学客員教授  渡邉 昇


「串刺しにされたような目にも見える?この物体皆さんは何に見えますか?」
元気な塾生の皆さんからは、多くの回答が、、、
「串刺しにされた目」「てんとう虫」「ロケット」「足あと」「つまようじにささったゆで卵」
「針千本」・・・・・・・
「コアラが木に抱っこしているようにも見える」と渡邉先生
物事は色々な見方ができる。皆さんもこれから環境問題をいろんな方向から考えて下さい。
「今から9年前岐阜県でスーパーのポリの買い物袋を止めて、マイバッグを提唱したのは
私です!」
受講生やお母さん方からは、感動とお驚き!
当時マイバックを持っていた人は約1割、今では約9割以上がマイバックを持って
お買いものに行っています。
枚数に換算すると約4.5億枚減りました。
ポリ袋1枚燃やすと約8gのC02が発生するそうです。
C02を計算すると・・・膨大な量ではありませんか!
          "Think Globally Atc Locally"
環境問題を語るときに“Think globally, Act locally”という言葉がよくつかわれます。
「地球規模で考え、足元から行動せよ」という意味です。
大きなとこをしなくていい、まず私たちが自分の周りで出来るところから始めてみよう。


≪2時限目≫
世界の水問題とつながる地元の水環境
              NPO法人泉京・垂井副理事長 同志社大学講師  神田浩史
NPO法人泉京・垂井は、”より幸福度の高いまち・垂井”を目指してひとづくり、環境づくり、
まちづくりを推進してみえます。
今月の29日に”フェアトレードデイ垂井”とうイベントを開催されるので、案内をいただきました。
皆さん・・・「フェアトレードってなあに?」
神田先生の説明に特に親さん達が、興味を持って聞いてみえました。
環境だけでなく、地球規模のお話を聞けるのも、環境塾のいいところですね。


フェアトレードデイ垂井のチラシ
揖斐川流域に住む私たち地元の環境をよりよくするには、どんなことが必要か。
またそれは世界とどうつながっているのかを教えていただきました。
神田先生
今日の内容



神田先生は、複数の発展途上国を訪れ生活してみえました。
その経験から、いかに日本の自然環境、特に水環境が恵まれているかを話されました。
また、岐阜県の西濃地方の揖斐川流域も森林、肥沃な土地と豊富な水に
恵まれているが、昭和の初期までは、水を巡り争いが起きていた。
水は生きていく上でそれほど重要なもの。

現状
日本は、トイレに浄水を使っている。(海外では雨水)
世界では、トイレを使えるのは3人に1人。
水が足りないところでは、3人に1人は栄養状態が悪い。
などなど・・・


恵まれた日本
揖斐川流域に住む私たち。
それでも日本は、世界の水に頼って生活をしている。
何ができるか、考えてみよう!


≪塾生の感想≫
●自分も環境をよくするため、努力をしようと思った。
●岐阜県のエコバック推進者が渡邉先生と聞いてびっくりしました。
●一人一人が小さなことでも、みんなでやれば大きなことにつながる。
 何ができるか、家族で話し合いたいと思いました。
●温暖化になり蚊が増えていき、今までかからなかった病気が
 流行るなど知らなかった事が多かった。
●25年も戦争が続いている国があること、
 世界の10人に1人が飢餓ということを初めて知った。
●田畑を大事にしたいと思った。
●地産地消、フェアトレードを意識して、日本や世界の環境を
 守っていこうと思いました(できる範囲で)
●忙しい生活の中で、地球の将来のことを考えると不安。
 考えて行動しなくてはいけない。
●バイオ燃料はメリットが多いと思っていたが、
 食べれない国の人々もたくさんいるので、とても複雑。