2019年12月22日日曜日

令和元年12月14日(土)
   12月度環境塾                   場所:日本環境管理センター


会場の受付です。
環境塾の掲示板の横に
地元産業と地元の海津明誠高校が共同開発した
タオルが販売されていました。
テレビでもおなじみの
エアーかおるのオリジナル製品です。
地元おこしに貢献
私も是非使ってみたい!
タオルとハンカチ2種類
ここ最近は、暑かったりさ寒かったりと温度差が激しいです。
今日の環境塾は、インフルエンザで
6名もの欠席です。
ちょっと淋しかったですが
しっかりとお話が聞けて
また新しい発見や勉強ができました。


≪1時限目≫
環境にやさしい物流(車社会) 
                            講師:西濃運輸㈱神園太希


神園講師
次の4つの項目について
お話がありました。
①物流について
②トラックが環境に与える影響
③環境への取り組み
④使い方


オリジナル教科書で勉強しました
私たちが道路で目にする
カンガルーのトラックは
全国で約9200台
社会の中では
なくてはならないものです。
特に最近では、
地震・災害が多く、
発生すると、
物流が、たちまち止まってしまい、
物資が、病院・スーパー・コンビニ等に
行かなくなってしまいます。

トラックにはいろいろ環境の工夫もされている
また、車に代わるエコな流通方法で
〇貨物列車を使う
  (トラック71台分)
〇トラックを連結にする
  (一部の地域)
〇飛行機で輸送
貨物で物資を運ぶ
仙台⇔大阪間を走る貨物列車
写真は穂積あたりで撮影されたもの。

また最近ハイブリットトラック2台を購入
AI機能が搭載され、世界初だそうです!

≪2時限目≫
自然環境の保全~生き物たちはとっても
     フクザツな関係でつなかっている~


                                     講師:岐阜大学教授 伊藤健吾
伊藤先生の自己紹介
伊藤先生は大学で生き物の研究をされています。
それもスゴイやつらばかり!
今日はそのスゴイやつら
(お父さんお母さんも多分知らない)
のお話
興味しんしんで聞いてます
ハリガネ虫とイシガイ
普段食用にすることもない
むしろみんなから毛嫌いされているような
生き物です。
いなくなっても困らない・・・?!
それがよくお話を聞くと~
生き物はなんでもすごい!おもしろいんだ!
いろんなつながりを持っている!
      こんなステキなやつらを守らなきゃ!

自然に思えるようになる
イシガイ・・大きいな~
この貝は30才くらい
授業中、なんやら
ごそごそと前の箱の
中で音がしていたと思ったら・・・・

「輪之内町の仁木小学校の
側の用水路で
捕まえてきた!」と
大きななまず

みんなで観察
生き物を
大切に思う心が
環境を守る事



≪感想≫
環境にやさしい物流について



自然環境の保全について

●物流とは何かを初めて知りました。それがとても大切なことに驚いた
●エコドライブの5か条は私も日々心がけたいと思いました
●ハリガネムシがいなくなるとカマキリがふえるから困る





























2019年11月24日日曜日

令和元年11月9日(土)
  11月度環境塾
  
                                      場所:日本環境管理センター
秋も深まってきました。
紅葉の行楽シーズンです。
10月の環境塾は、大型の台風19号により
お休みでした。
とうもろこしの収穫祭を予定していましたが、
残念でした!
大型で強い台風は、近年にない雨、風で、地球温暖化が
もたらしたものだと報道されています。
環境塾で学んだことが
少しでも理解してもらえるとうれしいです。




1時限目
≪さと山の環境取りくみ≫
                                     講師:㈱太平洋工業 山田元春 



太平洋工業は、
車の部品製造会社です。
加えて
工場周りの地域の人々に対しての
環境活動を行っています。
①騒音
②振動
③排水
④地域の清掃活動

等、日々企業努力している。
物を作って売るだけでなく、
社会から
環境活動含をめた企業努力が問われる
時代になりました。







 上石津町の緑の村公園周辺で
”里山の森”活動を行っている。
(里山とは、山とまちの境のこと)
太平洋工業では、西濃地域の森林に
植樹活動を行っています。
従業員、従業員の家族
地域の方々が
多く参加して
森や山を大切にています。




10年で3000本植樹され
延べ2000人が参加されました。





2時限目
≪廃油せっけん作り≫
                                講師:ピープルズコミュニティー 安田裕美子


家庭で使用した油を利用して
石鹸をつくる体験です。
合成洗剤を含まないので
手肌にとっても優しい!
愛用者の中には
髪の毛のシャンプーとして
使って見える方もいるそうです。
それで、髪の毛が
生えてきたとか!




作り方は、簡単です。
ペットボトルに入った
規定の分量を混ぜ合わたものを
ただひたすらシェイクします。
(廃油+苛性ソーダ+水)


ただし劇薬である苛性ソーダの取り扱いには注意!
完成した廃油石けん




3時限目
≪ビンのリサイクル≫
                         講師:日本耐酸壜工業㈱ 川地康文
日本耐酸壜は
色々なガラス製品を製造
しています。
特にどリンクのビンでは有名です!
安全で衛生的なビンを生産すると同時に
環境重視のリサイクルにも
取り組んでいます。


<ガラスの特徴>
①100%リサイクルできる
②空気を通さない
③においがつかない
④好きな色や形にできる
⑤溶けない
⑥さびない
⑦変形しない
⑧腐らない
⑨変色しない
⑩紫外線カット(茶色)
<短所>
①重い
②割れる

説明を追加
<ビンの分別で気を付けること>
①キャップを取る
②中をサッと洗う
③空き瓶以外のものを混ぜない

ビンの中に不純物が混じっています
≪感想≫
●葉っぱが地球の為に働いていることが知れました
●きちんと回収されれば、リサイクルされるということがわかりました
●地球の平均温度は14°ということを初めて知りました
●空きビンを出すときはルールを守らないとたいへんなことになる
●ゴミの6割が容器だとういうこと
●日本の1年間のゴミの量は東京ドーム116個分には驚いた
●家庭でもCO2を削減できるように意識を持ちたい


















2019年9月18日水曜日

令和元年9月14日(土)9月度環境塾      
9/14    




連日、暑い日が続きます!
ここの日本環境管理センターは、
緑のカーテンで覆われており、
西洋朝顔の青い花がが
可愛く咲いています!
南から眺める

二階のベランダまで咲き誇る西洋朝顔


9月第2土曜日は、運動会のある小学校が
あり、出席率はよくありませんでした。
が、逆に皆さん緊張して
しっかりお話が聞けました。


≪1時限目≫
病気の話
岐阜大学客員教授  渡邉昇
渡邉講師
みなさん真剣!


受講生の親子に質問
「みなさんの知っている病名を教えて下さい」


みなさん、すらすら出てきます。
難しい病名もよく知ってます。


子どもさんなのに「糖尿病!」(驚いた)
感染症と以外の病気


日本は世界に誇れる
四季がある。
動植物もそれぞれ旬があり、
気候とともに流行する
病気もある。
季節ごとの植物と魚
気候別の果物・魚


地球がだんだん温暖化になり、
暖かいところの病気が、日本でも流行するようになる。
例)2年前東京で、テング熱が発症


人の移動が速くなり(飛行機)
世界の病気が、
日本に持ち込まれ発病する。


今後は、いままで日本には
なかった病気がはやる。



想像しただけでも
ちょっと怖くなりますね。
予防の三原則
「自分は、大丈夫」
「まさか、病気にはかからない」
人間は自分は安全だという思い込みがある
常に予防に心がけよう!


≪二時限目≫
地球規模でみる食べ物の大切さと食品衛生
                講師:岐阜県生活衛生営業指導センター  樋口行但


樋口講師は、岐阜県の生活衛生事業所を
指導されています。
・理容組合(とこやさん)
・美容組合(パーマやさん)
・公衆浴場衛生組合(おふろやさん)
・クリーニング組合(クリーニングやさん)
等、14もの組合があるそうです。
あと、飲食関係も含まれます。
樋口講師
今日の内容は、
①バーチャルウォーターとは何?
②日本の食料自給率はどうなっているの?
③知っておきたい食中病因物質
④食中毒予防と手洗いの大切さ
①バーチャルウォーターについて
食物を輸入したら、
その食料を生産するために
どの程度の水が必要かを想定すること。
日本は、外国から牛肉を
輸入します。
が、牛を育てるために
穀物(食料)が大量に必要です。
牛肉1kgs生産するのに
約20000倍もの
水が必要となる、
と説明されました。
想像できませんね!



牛肉について

バーチャルウォーター
そこで、よく食べる他の食べ物についても
どれくらいの水が必要か
調べてみました。


ハンバーガー1個=999ℓ ペットボトル約2000本
牛丼1杯=1889ℓ  ペットボトル約3780本
コーヒー1杯=210ℓ  ペットボトル約420本


すごい!!ですね!
私たちは、
食べ物と一緒に大量の水も
消費してるんですね。
飲料水や水道の水(生活水)
だけでないということが
勉強になりました。


特に輸入頼っている日本は、
世界の水とつながっています。
水を守る、環境を守ることの
重要性を認識しました。




≪感想≫
日本が暖かくなると新しいばい菌が増える
●食中毒は身近な問題、手洗いをしっかりやろうと思った
●気候が変わったら、病気も変わっていくことがわかった
●日本で作っているものは少なくなっているんだと思った
●「いただきます(命をいただく)」の意味がよくわかった
●海外の水不足等は他人事であったが、バーチャルウォーター
 を知って、他人事ではないと感じた












2019年8月11日日曜日

令和元年8月10日(土)
8月度環境塾                      場所:輪之内町文化会館リトルホール


暑い日が続き、
熱中症のニュースが、毎日流れています。
青空の下、風もあり絶好の藍染日和です。
夏休みの宿題、自由研修の課題にする予定の
塾生もたくさんいます。
ワクワク感で、いっぱいの様子です!

<環境学習のねらい>
  ●私たちは地球という大きな生体系の一員であり、
   私たちの生活には様々な生き物が関わり合い、                    
    生態系から得られる恵みによって支えられていることを学ぶ。
  ●私たちの命と暮らしを支えている植物を含む生き物を持続的に利用し、
  守る方法について学ぶ。
生態系の植物を使い人間が他の動植物にどのように関わり合っているのか
  染色体験を通じて学ぶ。


藍染の会場





≪草木染体験≫
                                          講師:草木染色家 所鳳弘


所先生

受付と同時に
藍の草と、今回染色をする材料(ハンカチ、エコバック)が
配布され、早くも皆さん興味しんしんです!

関市から届いた藍の葉
≪藍の特徴≫
藍染は、紀元前2000年も前から続いている
室町時代の頃から発酵させた染料で、藍染を行った。
毒ヘビや虫が藍の匂いを嫌う
 (昔、海外では砂金採りの人が、藍で染めたブルージーンズをはいていた)
サッカーの選手のユニホームをジャパンブルー(藍色)という。藍染は日本の伝統。
薬草の働きがある。(虫に刺されたら、藍の汁を塗るとよい)


1.ハンカチの藍染
どんな模様になるか想像し、
白の木綿のハンカチーフにゴムで縛る
縛ったところは、液を通さないので白いままです。

親子で共同作業
 
ゴムを固く蒔くのは難しいな


ていねいに教えてもらいます
 
たくさんの絞り柄ができそう



なごやかな雰囲気

           


藍の液につける


すすぐ

お父さんもお母さんも一生懸命

ゴムを外して・・・

どんな柄になったかな?

親子の力作


日光と風で干す
2.エコバックの藍染
エコバックは生地が固いので
割りばしを使って行いました。
1回目のハンカチでおおよそ理解できました。 
エコバックをたたみ割りばしをゴムで留めます。 


かわいいエコバック
  
たたんで、割りばしでとめる
  
どんな柄になるか想像して・・・
出来上がり

笑顔がいっぱい

今度は濃淡に2段階に染めました
いい感じです!しぶいな~

濃い藍色と白のコントラストが素敵

作品を鑑賞される所先生
自分で想像した色・柄にならないのが、藍染のよさ・・・・楽しめる
世界でたったひとつの作品・・・・誰にもまねできない
当日の気温、湿気等天候で色の変化がある。
化学染料を使わない自然の植物の染料で、
肌に安全に身に着けることができる。




3.藍の葉で液を作る
   
葉と水をミキサーにかける

どんなふうにかるかな?

ミキサーにかけた緑の液が、しばらくすると藍色に変化します

すでに発酵した藍の液に混ぜ、液の完成


≪感想≫
●染めるのが楽しかった
●親子で楽しい時間が過ごせてありがとうございました
●見た目が緑の葉っぱなのにミキサーにかけて藍色になるなんて不思議です。
●もう一度、自分の柄をリベンジしたいです。
●初めての体験でした。もようや色が自分の個性でできていたので、
こんな感じなんだな~と思いました。
●他の物でも染めたいなと思いました。
●自分のオリジナルができてよかった。