2013年12月18日水曜日

12/14  12月環境塾

平成25年12月14日(土)


                 環境塾(ソーラーアーク)


    ★ 環境と経済

                 大垣共立銀行  (前野 勝之 講師)



 「経済」ってなに?
  社会生活を営む為のモノの生産・売買・消費などの活動のことです。
 経済と景気
  給料が減るとモノが売れない。
  景気が良い  経済活動が活発
  景気が悪い  経済活動が停滞
 銀行と経済
  経済活動に置いて大きな役割を担っている。
  経済活動の中で必要となる工場建設する資金、そこで働く人に払う給料など、お金が必要な会
社へ預金者から預かった現金を貸すという役割を持っています。
 経済と環境の歴史
 
   

   経済を発展させるとにんげんは、汚水、悪臭などの副産物を発生させることもあるが

   見て見ぬふりをして自然を破壊し続けて来た歴史があることがわかった。
 環境問題と相互関係
 経済  お金  儲けて良い生活をする  自然を破壊する  見て見ないふりをする。
 これからの環境と経済
   自分さえよければ、自分さえもうかれば・・・・という身勝手な経済活動が環境破壊
を招き、このままいくといつかは大きな代償(借り)を払わなければならない時代が来る。
 
  環境クイズ
 地球温暖化の原因・・・・・二酸化炭素
 二酸化炭素を一番多く出している国・・・・・・第1位は中国 日本は第5位
 この100年で日本の平均気温は・・・・・・・1度上昇した
 氷が溶けてこの100年でどれだけ海面は上がったでしょう・・・・・12cm~22cm
 いらない材木や牛、豚のフンで電気を作ることを・・・・・・・バイオマス発電
 岐阜県の森林面積は何%でしょか?・・・・・・・・・・・全国第2位で81% 高知県は第1位で84%
 
 環境に優しい行動・・・・・・・テレビを見ていないときは主電源を切る
 家庭の中でいちばん電気を多く使用するのは・・・・・・・・冷蔵庫、次に
 環境に優しい製品やサービスを 選んで買うこと・・・・・・グリーン購入
 ごみを減らすには・・・・・・・リデュース(発生抑制)
 
 
  
 (講義の最後に提出していただいた感想レポートの内容)

 
 
 クイズの解説が、とてもわかりやすく理解できた。
 
 環境クイズは、親子一緒に環境について知ることが出来て勉強になりました。
 お金も、環境、自然が有ることすべて大事、その中で省けるところは省き経済と環境が、
共生できると良いと思った 
 被害を受けるのは将来の世代である。
 これからの環境は人間と自然の共生
 クイズが楽しかった
 経済と環境は裏腹の関係
 環境クイズはためになった。
 経済の発展と環境破壊が思った以上に関連しておりこれからは少し気にとめてニュースを
 聞こうと思った。
 お金のことばかり考え過ぎると環境のことがおろそかになる事もあることがわかった。
 金儲けのために自然破壊することに目をつぶってしまってはだめだと思う。
 裕福になると環境に悪いと言うことを知ったうえで生活したい。
 経済活動は活発である方が良いが、環境を意識しなければいけない。 

 環境問題による被害者は私たちや将来の子ども達である。
 

 経済の発展は大切ですが、環境への配慮を忘れてはならない。自分にできることから
 始めていく大切さを学んだ。

環境と経済の講義を受けて以上のような感想が有りました。
    
(塾生が楽しみにしていました廃油石鹸作りです)

ペットボトルの中に化成ソーダー(水酸化ナトリュウム)水溶液を入れてから、廃油、アロマオイルを加えます。
 


 
アロマオイルを加えた塾生から順番に約10分間振り続けます
ちょっとドロッとしたジェル状になったら出来上がりです

この状態でペットボトルのふたを取り1か月間放置してその後ペットボトルのお腹を切り
廃油石鹸を取出し、白っぽくなるまで乾燥させたら完成です
廃油石鹸の色が濃いものはから揚げなどに使われた廃油の色が濃いものです
  ★  ワークショップ   廃油石けん作り  NPO法人ピープルズコミュニティ
 作り方
   廃油石鹸(無添加せっけん)は、洗い流しても川・海を汚さないので環境に良く、自然に分解さ  
  れます。また、家庭で使用したてんぷら油をリサイクルするので、更に地球に優しい。
 
  しかも、めちゃめちゃ優秀・万能な石鹸ですので、是非是非家庭で作って利用しまくって下さい。
  とっても経済的です!!
 



(材料)
 
 用意するもの・・・廃油 330㍉㍑
            苛性ソーダ(水酸化ナトリウム) 45
            水 100㍉㍑
            ペットボトル 1本
            マスク・手袋
            氷
            計り


 
 

(作り方)

 苛性ソーダ45計り、ペットボトルに入れます。
    (この時、絶対苛性ソーダに直接触れないで下さい。手袋等をつけて下さいね。)
  その中に、100㍉㍑を入れます。
    苛性ソーダが水に溶け、一気に温度が上昇します。
   【注意】 (この時、絶対に蓋はしないで下さい。
         マスク等を着用し、絶対に気体を吸い込まないよう気をつけて下さい。
   

         換気扇の下や、家の外など、換気の良いところで行って下さい。
  氷のたくさん入ったボウルや鍋などにペットボトルをつけ、溶かしながら冷やす。
  冷えたら、中に廃油330㍉㍑を入れます。
  ペットボトルの蓋をし、約5~10分、頑張って振って振って、振りまくって混ぜる。
  中の液体がどろどろっとしてきたら、出来上がりです。
  液体が固くなるまで置いておきます。(ふたをしないで一ヶ月以上保管)
  固くなったら、ペットボトルごと、適当な大きさに包丁で切ります。
  廃油石鹸が白っぽく完全に乾くまで、外や風通しの良い所で乾燥させます。
    
  燥したら、出来上がりです♪♪ 

  食器、からだ、靴、衣類などに使えます。


今日はとても寒い日でしたが、化成ソーダーを使用したため、臭いと危険が伴いますので屋外で行いました。
塾生、保護者、スタッフみんなが寒さに震えながらの石鹸作りでしたが、10分間ペットボトルを力いっぱい振り続け少しあたたかくなりました。
事故も起こらず無事終了出来ました。ラッキー♪



棚橋均講師にトレーのリサイクルについて学びました
 
回収したトレーをきれいに洗いトレーからトレーを作るときの再生原料(ペレット)を
見せてもらいました
 
★ 2時間目 トレーのリサイクル   (株)エフピコ 棚橋均講師 

 

トレーは、リサイクルして再び同じトレーに出来る。

私たちの日々の食生活を支えてくれている。

1回だけ使って捨てないでリサイクルしよう。

トレーを作る 使う リサイクル 作る 使う リサイクル このようにすべて作り直せるので無駄がない。1回だけ使って捨てないでリサイクルしよう。

 

(食品トレーの優れた特性)

◎軽い  ◎強くて丈夫  ◎断熱性  ◎クッション性  ◎耐水性 

 ◎衛生的  ◎鮮度保持

 

(エフピコ方式のリサイクル)

もったいないトレーがトレーにかえるよ!!  くり返して使える!!

消費者(洗浄・乾燥)スーパーマーケット(回収)包材問屋(引き取り)エフピコ(再生)

エフピコ(生産)包材問屋(配送)スーパーマーケット(販売)消費者(食卓)

エフピコから消費者へといたる道を逆にたどることで、使用済みトレーを廃棄することなくエフピコへ戻すシステムは消費者、スーパーマーケット(流通業者)、包材問屋、エフピコの4者が、一体となった協力体制で成り立っている。

コストダウン(トレーを使うことによりセルフサービスによる人件費の削減、流通段階での食品のロスを防止)私たちの日々の食生活を支えてくれている。

 (環境における取り組み)

エフピコ物流循環システム・・・・◎製品を迅速にお届けするため整備した物流ネットワークで、

 効率的に配送を行います。(動脈物流)

◎製品を配送した帰りの便が使用済み容器を回収し
  リサイクル工場へ運びます。(静脈物流)

 以上のように様々の物質の移動や、環境への影響のへの負荷を可能な限り低減・抑制に
 努めている。

講義の中で障害者雇用率が16%(仕事内容は、容器組み立て、容器成形、リサイクル選別)であり、環境だけでなく福祉にも社会貢献をしている事を知りました。

 

 

 

 

2013年11月9日土曜日

11/9    11月環境塾

平成25年11月9日


                  環境塾(ハートピア安八)

    ★ 気づかぬうちに汚染していませんか? 光害(ひかりがい)
        
                  ハートピア安八館長 (船越 浩海 講師)



 
   今回の11月会場は、ハートピア安八(プラネタリュームがある。天体望遠鏡がある。)で

 光と星について学びました。

 最初、プラネタリュームで秋の星座を見せていただきました。その後講義室で

 光害の他に今話題のアイソン彗星(ふつうは、ほうき星とも言う)についても学びました。

 見ごろは12月上旬!夜明け前、東の空でお天気の都合で運が良いと見えるので交通安全に

 気を付けて見ましょう。私たちの地域では朝5:00頃地平線の方角に見える予定です。

 光害について勉強しました。

 気づかないうちに汚染(光害ひかりがい)している。

 効率よく灯りを点ける。空まで火事のように明るくなってないか。

 必要なところだけ照らしましょう。

 夜が夜でない環境になっていないか。 

 昼と夜の感覚がなくなり季節通りに花が咲かない。

 電気の無駄遣いを止めよう。

 光害に寄り地域によっては明るすぎて星が少ししか見えない所もあることを学びました。




 
 
 
★ 2間目   「自然を大切に! さるばかり反省でなく人間も反省!」

 

小野木三郎講師(この先生は植物のグリーンが大好きで身の回りすべて、髪の毛もグリーンで塾生、保護者も第一印象ただただ驚きです。」

     

 小野木講師は、昨年同様、頭の毛、上着、ズボン、靴下、靴、かばんなど身の回りはすべてショッ

 キンググリーンで、 期待通りの講義で、受講生も、興味深く楽しく受講出来ました。

      
 特に私たち日本人は便利な生活に慣れ繊細な自然の恵みを忘れ、沢山の植物、動物の生命の

 上で自然界を支配している仕組みについて学びました。

 それから日本は、ヨーロッパ諸国と比べ四季があるので動植物や樹木の種類がとても多い事も

 学びました。そして温暖な気候で大変住みやすい事もわかりました。

 小野木講師が実際に行かれた世界の国々の写真を見せてもらいつくづく日本は

 自然環境豊かで人々も幸せに暮らしていることもわかりました。

 子どもだけでなく私たち大人も、今ある生活が当たり前と思い、足りない物は自由にお金で買える
 
 生活を改めて反省できました。

 未来を担う子ども達と共にみんなが健康で生きていくためにも環境に良い生活を心がけていきた
 
 い。

 また、生物の卵や幼虫、成虫など熊などに食べられてしまうけど環境に取っては同じ生物が極端
 
 に増えないようにするため必要なことだとわかった。

 

 

 

 

 




 
 

  
 


 

 

2013年10月15日火曜日

10/13  10月環境塾

平成25年10月13日
                環境塾(ソーラーアーク)

      
           ★  薪と森林再生

                講師紹介

           ■講師プロフィール
             森 大顕(もり ひろあき)氏

      1982 年愛知県愛西市生まれ。京都大学農学部森林科学科卒、同大学院農学修士。
      民間シンクタンクより現職。前職では観光政策の調査・研究及び政策立案に携わ
      る。その後、地域に根ざして山村再生に取り組むことを目指し転職。地域再生機
      構では主に木質バイオマスのエネルギー利用のための調査・研究、施設へのコン
      サルティング、地域での仕組みづくりを担当。2011 年春より、地域再生機構理
      事に就任。現在、和歌山大学研究員、木の駅上石津実行委員会幹事。

 
ぎふ地球環境塾講師陣の中では一番若い先生でした。
 
西濃地域の「木の駅上石津」でも、活動して見えます。
 
今日は、山と森林、材木、薪(まき)ストーブのお話が盛りだくさんでした。
 
  ① 山の役割にはどんなものがあるか?
   水を溜める
   水をろ過する
   空気をためる
   葉っぱが落ちて雨が降っても一気に川に流れるのを防ぐ
   空気を浄化する
   木があると風が冷えるので夏爽快
   光合成(空気、呼吸をする、二酸化炭素を取り込み酸素を出すこと)を行う
   森林セラピー、森林浴、楽しさ、癒しも期待されている
   日本の文化(京都北山の磨き丸太) 床柱などもある
   森林は環境にやさしい材木を、作り出している
   山の働きには各種の抽出成分がありキノコなどが生える
 
 
 ② 山の生き物(生物多様性)
    クワガタ、 かぶとむしが住んでいる。タカなどの鳥も多く住んでいます
    しかしタカのような強い鳥(動物でも餌にする)が、もしいなくなったら人間が欲しい木を、
    動物が増えすぎて大切にしているのに食べてしまう。
    つまり、生き物が自然にバランスよく住んでいれば良いが、片寄るとくずれる。
    いろいろな生物がいた方がバランスがとれている。
    だから、いろいろな生物が住みやすい山の環境が大切です。
   
   
 
 
   ③  山を上空から見ると木が広葉樹の範囲と針葉樹の範囲がきっちり分かれているのが、
    はっきりわかる写真をみせて、これは山の持ち主が違うことを学びました。針葉樹の方は、
    昔(今から30年ぐらい前)の持ち主が将来お金になるように材木になる木を、植えたけれど、 
    現在では、山から切った木を運び出すのに費用がたくさん掛かるため手入れが出来てない
    山(木が密集し薄暗く木の根元が、むき出しになっている)が増えたことも教えてもらいました
 
    木は太陽が良く当たるように切った方が良い
    昔は、木に値打ちがあったが、今は値打ちがなくなり手入れもできなくなった。
    手入れが、できないと山は、暗くて草も生えず地肌がむき出しになるなど土砂災害になる。
 
   
  ④ 2000年9月  東海豪雨で、矢作ダムが流木(切り捨て間伐で山にそのまま捨ててあった
    木が豪雨により山肌を滑って流れ出した木)でいっぱいになりあふれた水や流木が原因
    で、近くの保育園が流された。 下流の住民は山の手入れが出来ていないと大きな災害が
    起きると自分たちの身近なところまで影響があることがわかった。
 
 
 
  ⑤ 自分たちの将来息子や孫がこの地域でやりがいのある仕事をして、幸せに誇りを持って
     住み続けられる地域の再生が大切!
           
 
 
    便利な生活と引きかえに→→→お金と人が地域外へ流れていくと地域の元気が
    なくなる  薪を使って森と地球をげんきに!
 
    ドイツを視察したときの薪ストーブ(大きなスーパーマーケットで使用している)について
          説明を受けた ストーブの規模が大きく薪がたくさんいるが地域の人々の仕事が出来て
    石油、灯油を使わなくて、その地域全体の自給自足率が上がっているお話でした 
    地球にやさしく山にも環境にも、そこに暮らす人々の生活も潤い 素晴らしいと思った 
 
 
  ⑥ 恵那市の例
 
     森券で町おこし・・・・・・・・・・・・・・・・「軽トラ→→チェンソー→→晩酌」を合言葉にして 
                           木を切るのは大変で危ない 運び出すのは水分が
                           多くて重い 運び出す道も無い 木はお金にならない
 
     森券(町から補助金が出ている 地域でお金の代わりに使える)が山の手入れをした人に
     支払われる 地域で買い物に使うので地域が潤う
 
     木はお金にならないと思っているが曲がった木は細かくして紙にする 建材には無理
     な木は、薪にして燃料とすれば灯油、石油の代わりをする 今は生活が便利になったが
     すべてお金がかかる 恵那市は行政と地域住民が協働で山を守るプロジェクトを、森券
     を使うことで行っている
   
 
 
 
       ★ 使用済み液体の回収/精製
 
                          日本リファイン株式会社 
 
 
 
                             (環境経営士   吉田 一富 講師)
 
 
吉田講師の講義の様子


*今日は、今までの生活の中ではあまり聞いたことのないような言葉や仕事について
  たくさん学びました。
 
 (使用済み液体とは?)
 
  液晶、半導体、電子部品 医薬品 農業 科学メーカー 樹脂 繊維 
  印刷・塗料等いろいろなところに使われて、捨てずに回収された液体である事がわかりました。
 
  全て回収してリュース・リサイクルすればもう一度使えるが空気中に蒸発したり、
  焼却されたりして、回収しきれない液体もたくさんあることも知りました。  
 
  こうしたもう一度使えるように、使用済み液体を、リュース・リサイクルしているのが
  日本リファイン株式会社です。                                                                                                                                                                                                                                                 

  日本リファイン株式会社では、新品にした液体をもっと新品にする仕事もしている事
  なども学びました。アップサイクル(前よりも良いものをつくる)
 
 
 (地球温暖化について)

   地球温暖化のメカニズムと産業革命により人間の生活が便利になったこと。

   地球温暖化によって様々な植物や動物の生態圏に影響が出てきている。
 
      北極の白熊が白でなく茶色の模様が出て他の熊と交配している熊なども出てきている。

     これは北極の氷が溶けてだんだん温かい土地の方へ移動したためと考えられる。

     また、海の水位が上がり低い島など水没してしまう。
 
  
 
 
  (ジレンマ)
 
 
 わかっているけどやめられない!!
 
 ぜいたくのくせがついているので質素にできない!!
 
 ガマンできない!!
 
 しかし東日本大震災の平成23年3月11日の直後は日本全体が節約節電できた。
 
 講師は、今から20年前に世界の環境を知るために旅に出かけられたときの写真に写っている
 
 講師と一緒に世界旅行をしたカバンを現在も使って見えるという事で講義の時見せて
 
 いただきました。修理もしてありますが20年間も使いこむと愛着がわきとっても大切なものと
 
 なりましたと言うことでした。リペアー・・・・・・直して使う。すばらしい!!!!。
 
 個人個人がもったいない、環境に良くないを自覚することが大切!!

  温暖化を防止するために、ちょっと我慢する心。

 小さな事でも自分の出来ることをする。そして伝える。

 そうすると大きな力になり社会が変わっていく。
 
 


 (最後に・・・・・・・・・・・・・・)
 
 
絵本「はちどりのひとしずく」
 

森が大火事になったとき、はちどりは、くちばしで水を運び火を消そうと努力したが、他の動物たち
 
は笑っていて消そうとしませんでした。

でも、はちどりは、ひとりでも消し続けました。と言う内容です。

一人一人が出来ることで良いのでやれば大きな力になることがわかりました。