朝からすっきり晴れた良い天気でした。
集合場所を間違えた方があり、15分遅れでしたが、みんな元気いっぱいに出発できました。
が・・・・・・・・・!!!途中トイレに行きたくなった人がいましたので、道中の堤防で臨時停車
して頂き事なきを得ました。 運転手はとても、気さくな方で大変助かりました。
★ 徳山ダム見学の目的
* ついに、徳山ダム見学も10回を超えましたが、今回は初めてダム湖を船で見学し、
ダム湖周辺に棲む生き物と、山や森林を観察しこれからの環境保全について学ぶ。
* 昨年までは、ダム周辺の自然を湖岸から観察していましたが、今年は、
湖上から山の自然やダムを見学し、ダム周辺で見られる生き物たちと
自然環境を守るためのダムの働きを学習する。
* ダムのはたらき
● 洪水を防ぐ(洪水調節)
雨がまとまって降るとたくさんの水が川に流れ込み、洪水が起きやすくなる。
徳山ダムに水をいったん貯めることで、川に流れる水の量を減らすことが出来る。
洪水による被害を減らすことが出来る。
● 水不足をふせぐ(河川環境の維持)
雨が降らない日照りが続くと川に流れる水の量が少なくなり、干上がることもある。
このような時、ダムから一定のの水を流し、田んぼや畑で使う水を取れるように
したり川で生きている魚や植物などの命を守ります。
● 新たな水を作る(新規利水)
ダムにたまった水を利用して、いつも安心して使えるように、水を貯えておくことが
出来る。徳山ダムの水は、岐阜県、愛知県、名古屋市の水道用水と岐阜県、
名古屋市の工場用水に利用されています。
● 電気をつくる(水力発電)
水の落差(高いところから低いところに落ちる力)を利用して発電を行う。
ダムから流れ出る水の落差を利用し、最大15万3千4百キロワットの発電を、
中部電力株式会社が行います。
★ 内容
8:10 出発 日本環境管理センター
9:10 出発 揖斐総合庁舎
10:00 到着 徳山ダム見学
米崎所長 小野総務課長 田本調整課長 (お世話になりました)
*堤体内、ゲート室の見学はエレベーターの定員制限により20人づつ
4班に分かれて見学しました。
① 堤体内、ゲート室、通廊
② 選択取水設備
③ ダムサイト左岸広場
④ 水と森の学習館 (徳山ダム事業の説明)
⑤ 徳山会館
⑥ とくまる号に乗船
12:00 昼食
13:30 徳山会館
14:30 とくまる号乗船 (徳山湖自然環境観察会)
16:00 道の駅 (星のふる里 ふじはし)
17:00 揖斐総合庁舎到着
18:00 日本環境管理センター到着解散
① 堤体内 ゲート室 監査廊
★ゲート室
地下130メートルにあります。
ダムによって貯えられた水を下流に流すとき、このゲートの設備によって流す水の
量を調節しています。
★ 監査廊
監査廊は、ギャラリーともよばれ、ダムの内部を点検するために、通路を設置
しています。監査廊の階段は、全部で1358段もありここを歩いて、ダムで働く人は、
ダムの中を点検しています。
② 選択取水設備
★ダムの水を下流に流すための施設
下流の魚や植物の生育に影響を与えないよう水温、水質を選びながら下流に流す。
③ ダムサイト左岸広場
④ 水と森の学習館
独立行政法人 水資源機構 徳山ダム管理所
米崎文雄 所長より「徳山ダムについて流域と環境保全の基本方針」の講義を受けました。
多様な自然環境→→→→多種多様な動植物→→→環境保全が重要な課題
● 豊かな自然環境そのものを保全
● 自然環境に恵まれた生態系を保全
● ダムにかかわるすべての人々で進める必要がある
いろいろな生き物への配慮→→→環境保全対策
● 底生魚の上流へのい移植(アジメドジョウ、カジカ、アマゴ)
● 表土による植生復元
● 貴重な植物の移植(イワザクラ、クマガイソウ)
● ダム周辺で見られる生き物
(イノシシ、ホンドジカ、ニホンツキノワグマ、オシドリ、クマタカ、アオゲラ
コノハズク、オオムラサキ蝶、ムカシトンボ、モリアオガエル)
★ 森や川の機能や果たす役割の重要性が理解できた。
★ 水環境や生物多様性の保全活動の大切さを学んだ。
⑤ 徳山会館
パネル展示を見てダムの底に村が沈んだことを知りました。
⑥ とくまる号乗船
★ 感想レポート
船の中で説明された方が、情緒のある話し方でとても良かった!!!
徳山村が沈んだことを 知らなかった。
色々な人の思いの歴史があることを知った。
小学校はどのあたりに沈んでいるのか。
一本杉は頑張っている。
昔の人の思いがダムの下に沈んで今の人々の暮らしを助けている。
水の大切さを知った。
ダムの犠牲になった方々の気持ちを大切にしたい。
50分くらいの乗船時間でしたが、すごく短く感じられました。
★ 長い一日でしたが、天気も良く、事故もなく元気に見学できました。 バンザイ ♪♪