2015年6月19日金曜日

6/14  6月環境塾

平成27年6月13日

    朝からすっきり晴れた良い天気でした。
     集合場所を間違えた方があり、15分遅れでしたが、みんな元気いっぱいに出発できました。
    が・・・・・・・・・!!!途中トイレに行きたくなった人がいましたので、道中の堤防で臨時停車
    して頂き事なきを得ました。 運転手はとても、気さくな方で大変助かりました。

 ★ 徳山ダム見学の目的
    * ついに、徳山ダム見学も10回を超えましたが、今回は初めてダム湖を船で見学し、
      ダム湖周辺に棲む生き物と、山や森林を観察しこれからの環境保全について学ぶ。

    * 昨年までは、ダム周辺の自然を湖岸から観察していましたが、今年は、
      湖上から山の自然やダムを見学し、ダム周辺で見られる生き物たちと
      自然環境を守るためのダムの働きを学習する。

    * ダムのはたらき
      ● 洪水を防ぐ(洪水調節)
        雨がまとまって降るとたくさんの水が川に流れ込み、洪水が起きやすくなる。
        徳山ダムに水をいったん貯めることで、川に流れる水の量を減らすことが出来る。
        洪水による被害を減らすことが出来る。

      ● 水不足をふせぐ(河川環境の維持)
        雨が降らない日照りが続くと川に流れる水の量が少なくなり、干上がることもある。
        このような時、ダムから一定のの水を流し、田んぼや畑で使う水を取れるように
        したり川で生きている魚や植物などの命を守ります。

      ● 新たな水を作る(新規利水)
        ダムにたまった水を利用して、いつも安心して使えるように、水を貯えておくことが
        出来る。徳山ダムの水は、岐阜県、愛知県、名古屋市の水道用水と岐阜県、
        名古屋市の工場用水に利用されています。

      ● 電気をつくる(水力発電)
        水の落差(高いところから低いところに落ちる力)を利用して発電を行う。
        ダムから流れ出る水の落差を利用し、最大15万3千4百キロワットの発電を、
        中部電力株式会社が行います。
    
 ★ 内容
    8:10 出発  日本環境管理センター 
    9:10 出発  揖斐総合庁舎

    10:00 到着  徳山ダム見学
             米崎所長 小野総務課長 田本調整課長 (お世話になりました)

             *堤体内、ゲート室の見学はエレベーターの定員制限により20人づつ
               4班に分かれて見学しました。

             ① 堤体内、ゲート室、通廊
             ② 選択取水設備
             ③ ダムサイト左岸広場
             ④ 水と森の学習館 (徳山ダム事業の説明)
             ⑤ 徳山会館
             ⑥ とくまる号に乗船

    12:00 昼食

    13:30 徳山会館

    14:30 とくまる号乗船 (徳山湖自然環境観察会)

    16:00 道の駅 (星のふる里 ふじはし)

    17:00 揖斐総合庁舎到着

    18:00 日本環境管理センター到着解散


 ① 堤体内  ゲート室  監査廊

    ★ゲート室
      地下130メートルにあります。
      ダムによって貯えられた水を下流に流すとき、このゲートの設備によって流す水の
      量を調節しています。
     
              

              
     ★ 監査廊
        監査廊は、ギャラリーともよばれ、ダムの内部を点検するために、通路を設置
        しています。監査廊の階段は、全部で1358段もありここを歩いて、ダムで働く人は、
        ダムの中を点検しています。



 ② 選択取水設備

   ★ダムの水を下流に流すための施設
     下流の魚や植物の生育に影響を与えないよう水温、水質を選びながら下流に流す。

         

         

         

③ ダムサイト左岸広場

         

         

④ 水と森の学習館

   独立行政法人 水資源機構 徳山ダム管理所 
   米崎文雄 所長より「徳山ダムについて流域と環境保全の基本方針」の講義を受けました。

          
    
    多様な自然環境→→→→多種多様な動植物→→→環境保全が重要な課題
       ● 豊かな自然環境そのものを保全
       ● 自然環境に恵まれた生態系を保全
       ● ダムにかかわるすべての人々で進める必要がある
         
             

     いろいろな生き物への配慮→→→環境保全対策

        ● 底生魚の上流へのい移植(アジメドジョウ、カジカ、アマゴ)
        ● 表土による植生復元
        ● 貴重な植物の移植(イワザクラ、クマガイソウ)
        ● ダム周辺で見られる生き物
          (イノシシ、ホンドジカ、ニホンツキノワグマ、オシドリ、クマタカ、アオゲラ
           コノハズク、オオムラサキ蝶、ムカシトンボ、モリアオガエル)

     ★ 森や川の機能や果たす役割の重要性が理解できた。
     ★ 水環境や生物多様性の保全活動の大切さを学んだ。

      
  

⑤ 徳山会館

  パネル展示を見てダムの底に村が沈んだことを知りました。

              

 
 


 ⑥ とくまる号乗船





 ★ 感想レポート
   
    船の中で説明された方が、情緒のある話し方でとても良かった!!! 
    徳山村が沈んだことを 知らなかった。
    色々な人の思いの歴史があることを知った。
    小学校はどのあたりに沈んでいるのか。 
    一本杉は頑張っている。
    昔の人の思いがダムの下に沈んで今の人々の暮らしを助けている。
    水の大切さを知った。
    ダムの犠牲になった方々の気持ちを大切にしたい。
    50分くらいの乗船時間でしたが、すごく短く感じられました。

 ★ 長い一日でしたが、天気も良く、事故もなく元気に見学できました。 バンザイ ♪♪