会場 日本環境管理センター
今月は、大西講師のご都合で2時間目の
「自然環境の保全活動」伊藤健吾講師(5月から12月担当に変更)と入れ替わりました
1時間目
「森・里・海のつながり ー魚附林(うおつきりん)- 」
岐阜大学応用生物科学部 大西健夫講師
作ってみえます。
おすすめ本・・・・・・・・・・・・・・ ”くうきはどこに” ”もりのおくのおうち” ”川のおはなし”
★地球上の水の量
●ほとんどは海水で直径1,385km球ぐらい。淡水は347kmでサッカーボール球くらいだと
すると飲める水はほんの少量でビー玉くらいに当たる
●人間は水がないと生きていけない。水の大切さを学んだ
★私たちの住んでいる近くの川
●揖斐川 津屋川 杭瀬川 牧田川 大博川 中江川 木曽川 長良川などの川の
流れ方は、上流の川幅は細く下流は太くなる。そして上流と下流では水の成分が違う。
天候や季節により川は毎日流れ方が違う
●人間の血液の循環は、この反対で心臓から流れ出る血管は太く先の方は細くなり
川の流れ方と正反対である
●鉄は生態系のすべてにおいて生命をつないでいく必須原点である!!!!!
●人間の生命にとって赤血球の中の鉄分(ヘモグロビン)が酸素を運ぶ重要な役割をしている
川には鉄が多く流れていて有機物(タンニン)とくっついて溶け、植物プランクトンを育む
★植物プランクトン→→→動物プランクトン→→→魚類→→→哺乳類
それを食べる哺乳類と言う具合に、すべてが恩恵を受け繋がっている
★水の旅
●地球上に雨として降った水は森、川、を豊かにし生物を育む過程を学び、理解、関心
を持った
●私たち人間は、知らないところで自然の恩恵をたくさん受けていることも学んだ
●これからの生活について一人一人が自然を守る環境保全を心がけることが大切である
ことが理解できた
★魚附林
●この言葉は畠山重篤さんの言葉で、意味は、川は陸の栄養分を海に運んでくれる
栄養のある川の水が海に流れ込んでこそ魚や貝のエサとなるプランクトンがたくさん育つ
●昔から漁業者の間には、海岸近くの森林が魚を寄せるという伝承があり、そのため
海岸林や離れ小島の森林を守ってきた歴史がある そのような森林を
魚附林(うおつきりん)と呼んでいる
ワークショップ (牛乳パックの竹とんぼ作り)
資源を利用してお金をかけないで作るおもちゃ
★準備するもの
牛乳パック ストロー ホッチキス ハサミ
出来上がった人から飛ばしました
なかなか飛ばない人もいました
牛乳パックの切り方とか折り曲げ方により飛び方が違ってきますので
それぞれ工夫をしながらちょうど良いところを見つけて親子で楽しんでもらいました
2時間目
「ビンのリサイクル」 日本耐酸壜工業株式会社 高井良博 講師
”学ぼう、暮らしの中のリサイクルがどのように役立っているのか?”
今日は、当たり前すぎて毎日、気にも留めていなかった容器(ビンやその他)の事と
容器を使った後 きれいにあらう時に使う水の大切さと、その洗浄水が環境に与える影響に
ついて学んだ
そして、私たちは、贅沢でもったいない生活をしている事に気づかされた
★ ビンの特徴
●中身が見える
●腐らない
●溶けない
●形が自由にできる
●さびない
●再利用できる
●変形しない
●空気を通さない
●においが移らない
●割れる →→→危ない→→→重い ・・・物を大切に扱う力を養う
★ ごみ処理の1~5の優先順位
①発生抑制
どうしても必要なものかよく考えてから買う 無駄なものは買わない
②再使用
繰り返し使う ビンは洗って使う(リターナルビン)
③再生利用
資源にして再び製品にする ビンはカレット(砕く)にする(ワンウェイビン)
④熱回収
燃やす
⑤適正処分
それぞれ埋めたりする その他砕いて道路の舗装や建設資材など
★ スリーR社会
①リデュース→→→発生抑制
②リユース→→→→再使用
③リサイクル→→→再生利用
★ビンのリサイクル
①キャップを取る
②中を簡単で良いので洗う
③空きビン以外のものを混ぜない
耐熱ガラス、陶磁器など、ガラス製の食器類などを間違えて混ぜてしまうと
下の写真で見ているようにガラスのビンが出来上がったときにガラスに不純物が
混じり そこから割れてしまうので商品とすることが出来ない 工場ではたった1個
の間違った耐熱ガラスなどが混入しただけで 大きな原料を溶かしている窯全部が
ダメになってしまい大切な資源が無駄になる
製品にならない不良ビンを見ている様子
★ 一般廃棄物(平成25年)
全国→→→→1年間 4,487t 東京ドーム121個 1t当たりの処理料金は4万円
4人家族→→→1年間 1,4t
1人当たり→→1日950g 4人分では1年間で55,000円くらいの処理費用がかかる