2016年12月7日水曜日

11/12   11月環境塾

平成28年11月12日

             
         11月 環境塾        (ハートピア安八)

   
   今日は、とっても良い天気でした。
  3階の天文台にある、反射望遠鏡(東海では最大級の700mmの大口径)で、昼間の
  太陽を捉える天体観測ができました。


   ★1時間目  
             「夜空の星々と光環境」    船越 浩海 講師   ハートピア安八

      ●今日の講義は、とっても天気が良いので望遠鏡を見せてもらえることになりました。
       条件がそろわないと、なかなか昼間の太陽は見えないそうです。
                   船越講師は、限られた講義時間中に、塾生が3階の天文台と2階の講義室を移動
       し、ひとり、ひとり望遠鏡をのぞいて観測をするため時間を効率よく使う指導を
       されました。
       
         ①反射望遠鏡で昼間の太陽を見る

            
               講師から望遠鏡を見る前に説明を受けました
               天井が自動に開き自由自在に方向転換もしたので
               受講者から、思わず歓声が上がりました

             
                初めて昼間の太陽を見ています
              受講生 保護者 順番に太陽の黒点プロミネンス(炎)を見ました
              
              明日11/13(日)月が地球に近づき、満月となり、一際大きく見える
              スーパームーンが見られる
              
              国立天文台によると、同日は地球と月の距離が35万6509キロ・メートル
              まで近付き、その後に迎えた満月は1948年に次ぐ68年ぶりの近さと
              なった。
              今年最小だった4月22日の満月と比べ、見た目の大きさは1・14倍、
              明るさは1・3倍という。月は地球の周りを楕円(だえん)を描いて回っており、
              最も近い時と最も遠い時では約5万キロ・メートルの差がある。



       ②ハートピア安八特製の星座早見盤の模型を工作し、上手に使う工夫
    
                
               1等星  2等星  3等星  4等星が●印の大きさを
               変えて表示されています

               
               それぞれの星の場所が、毎月移動しますので、それに
               合わせて動くように組み立てました


       ③光環境の光害(ひかりがい)について学ぶ

               
                
          ひかり害が出ている街路灯や建物、夜の商店街などの写真を見せてもらい
          必要のないところを照らしている光が非常に多く無駄であり害になっている
          事を知った

          ひかり害のため、植物、や稲が育たなかったり夜空の星が都会では
          見にくい  田舎や山間部では周りが暗いので星がきれいに見える

          植物が昼と夜を間違え、花の咲く季節に咲かなかったり、早く咲きすぎたり
          自然が狂う事を学んだ
       
          地球温暖化に拍車をかけている無駄な電気をやめる
          一人だけ節電しても発電所は計画発電なので100人以上の人がまとまって
          節電しなければ発電量を減らすことはできない事を学んだ


   

    ★2時間目
            「世界の話と~バイオスフィア2」    石原 英一 講師
                                              安八町教育委員

          
        ●担当の講師のご都合が悪くなり、イシコ(石原英一)講師にお願いしました

      イシコ講師 プロフィール 
      1968年安八町生まれ。静岡大学理学部卒業後、大道芸を取り入れた子供ショーを   
    しながら約10年間、全国を周る。その後、女性ファッション誌の編集長を経て、
    企画会社((有)ホワイトマンプロジェクト)設立。WEBや雑誌の企画、鞄や
    シャツの企画、中学校の先生向け指導書を作成する環境教育の企画など幅広く
    活動。その一方で、「1ヶ月90食寿司を食べ続けると人間はどうなるか?」、
    「世界各地の美容室で髪の毛を切ってみる」など独特の体験を書き綴る
    エッセイストとしても活動している。著書に「世界一周ひとりメシ」
   (幻冬舎文庫)、「世界一周飲み歩き」(朝日文庫)ほか。
    2010年から安八町在住


              
               講義の前に、みんなでフーセンアート作りに挑戦しました

               講師は一息で、フーセンを膨らますことが出来ました

               そして簡単に手早く犬のアートを作られました
 
               塾生、保護者、スタッフ 誰一人フーセンを膨らますことさえできません

               人間は、みんな得意不得意があります 

               どんなことでも自分が実際にやってみると、難しいのがわかりました
              
               簡単に、膨らますことが出来るようになるにはそれなりの努力と苦労が

               あることを学んだ

               人間を観察するには正面だけでなくいろいろな方向から見て、

               判断しなければ本当の姿が見えない事も学んだ



          
       ● 「バイオスフィア 2」  初めて聞く言葉です


          アメリカ合衆国アリゾナ州に建設された、巨大な密閉空間の中の人口
      
          生態系である建物の事 

          建設の目的は、将来人類が宇宙空間に移住する場合、閉鎖された狭い
 
          生態系で果たして生存することが出来るか検証する事と 地球の環境問題
 
          について研究するための建物


       ● A4用紙 1枚に、「バイオスフィア 2」を想像し、 今日の講義が行われている

         部屋だけで1年間生活するためには何が必要か考えて書く講義でした


         (受講生 保護者 の感想)

         * 生きるためにはどうしたらいいのか考えさせられた

         * 人間の生活空間について考えることで日頃の生活がいかに物があふれて
           いるのかわかった

         * 人間が生きるためには何が必要なものか考えさせられた

         * 自給自足することが大切なことに気付いた

         * 歳を重ねると頭が固くて難しかった

         * 発想力をすごく試された  たぶん私はその環境に置かれたら3日で息絶える
          
         * とっても楽しい授業でした

         * 自分で想像して書いたことは楽しかった

         * 日頃の生活を見直し、見つめることが出来た

         * 生きるためには何が必要か考えることが 楽しかった

         * 新しい視点から見て考えることは楽しかった

         * 思ってもない事ですが、自分が生きていくために何が必要か考える
           機会だった

         * 想像する楽しさがあった

       ● いしこ講師の講義は、今までになく興味深い内容でした
       
         最後に回収した感想レポートには、楽しかった、生きていく事について

         深く考えた 等の感想が多くありました