8月 環境塾 会場 (輪之内町 文化会館リトルホール)
●今日も大変暑いのですが、岐阜県では、7月下旬から35度を超える日が、度々つづいて
います。8/8には、最高気温38度も記録しました。
●所講師は、例年通り和服でしたが、海外(アルジェリア)での文化交流活動の途中、
暴動に巻き込まれ左腕を骨折されてしまい、首から吊っての講義でした。
「草木染め」 所 鳳弘 講師
スタッフ6名(大塚、児玉、棚瀬、渡邉、鈴木、傍島)
★環境学習のねらい
●私たちは地球という大きな生態系の一員であり、私たちの生活には様々な生き物が
関わり合い 生態系から得られる恵みによって支えられていることを学ぶ
●私たちの命と暮らしを支えている植物を含む生き物を、持続的に利用し守る方法に
ついて学ぶ
●生態系の中の植物を使い人間がほかの動植物にどのように、かかわり合っているのか
染色体験を、通して学ぶ
★染色体験実習
●今年度、初めて輪之内会場で行いました
外は気温の高い真夏日なので、藍染めにはもってこいの天気です
草木染めは天気や気温に左右される大変デリケートな植物である藍を使います
植物に含まれる「インジゴ」という色素で藍色を出します
藍の葉っぱを発酵させた物が「すくも」です
●藍(植物)ジャパンブルーの特徴
毒ヘビや虫が藍のにおいを嫌う
藍の汁を虫に刺されたところに塗る(薬草のはたらき)
日本の草木染には神様が宿ると言われているだから自分の
身に付けるジーンズや野良着(農作業用の服)など衣類を藍で
染め神様の力をもらい外敵(毒ヘビや害虫など)から自分の命を守ってもらう
所講師のスタッフが今年も藍を育て、教材用として塾生に配布
今、開催されているリオデジャネイロオリンピックでも使われて
いるジャパンブルー(藍いろ)は 日本を代表している色である
●ハンカチを使い絞り染めと板染めを習いました
◉絞り染めには、輪ゴムを使いました
輪ゴムで絞った所は、藍の染液が入らないので白く残ります
◉板染めは、割箸を使いました 屏風だたみ 三角たたみなど自由
◉染色液を作ります
塾生たちが染める染液は、すでに実習用に講師が事前に「すくも」を使い
スムーズに実習が出来るように準備されたものです
講師が準備された染液に、本日塾生が藍の葉をちぎって絞った藍の汁を加えた
藍の葉っぱをちぎりミキサーにかけます
昔の人はどんな風に葉っぱをつぶしたのでしょうか?
ミキサーで葉っぱを砕いたら、網で藍の汁を絞ります
◉染色開始
さぁ!!!! いよいよ藍の染色液にハンカチを漬けます
初めての体験でみんなドキドキ!!!!
一回に20秒くらい浸ける 濃くしたいときはもう少し長くつける
◉染色終了
輪ゴムを外ずす なかなか輪ゴムが外れなくて奮闘!!!
どんな模様が現れるのかなぁ~ ♪(*^▽^*)♪
想像していた模様が出たでしょうか?
◉干し上げ
染液の藍の汁からハンカチを出すとグリーン色なのに太陽に当たると
ジャパンブルーに、一瞬で変わり神秘的でとっても不思議な経験です
世界に一つしかない藍染めハンカチが出来ました
所講師から総評を頂きました
皆さんの作品には、「それぞれの性格が出ます」と言われた
リトルホールに戻り 今日のまとめの講義を聞きました
◉42年目になる海外文化活動の中で、今回初めて暴動に巻き込まれた経験について
たった、飛行機で10時間しか離れていない所では 家が燃えて住んでいられず
一家で危険にさらされ難民生活を送っている人たちがたくさんいる
◉私たちは平和な社会で暮らせて大変幸せです 毎日を心豊かに暮らしましょう
◉貴重なお話とご講義ありがとうございました(*^-^*)