2016年4月11日月曜日

4/9    4月環境塾

平成28年4月9日

   4月環境塾 (日本環境管理センター)

   新しい年度初めにふさわしい春色十分の気候に恵まれた中で開講式が、行われました。

岐阜県西濃事務所 若野明環境課 課長 



   ● 渡邉昇塾長は、「ぎふ地球環境塾」は、大きな目標があると話されました。

   ①ここで学んだ塾生が自分のためだけでなく西濃地域、岐阜県、日本、地球の環境を
     守る人になってほしい。
   ②将来の環境リーダーになってほしい。
   ③地域の企業、岐阜県、多くの方々の協力により、環境について学べる事を知ってほしい。





   ● 初めて出会った新塾生と保護者、スタッフ、関係者のコミュニケーションを図るため
     みんなで握手会、じゃんけんゲームをしました。
     大きな声を出した後の会場は、和やかなムードになりました。

             



1時間目   「環境を勉強する意味について」       渡邉昇 塾長
  
    
 
        ★ 地球の現状
            (1)成長の限界・・・・・・・・・  *人類の爆発的増加
                               *食糧生産の不足
                               *環境汚染の加速度的進展
                               *資源の枯渇
            
            (2)人口・・・・・・  2015年  世界(72億人)  日本(12,700万人)
                        2050年     (95億人)     (9,800万人)
                        2100年     (100億人)     (5,000万人)
 
            (3)生物種の絶滅・・・・・・・・・・・・1600~1900年   0,250種類
                                 1900~1975年      1種類
                                     1975年   1,000種類
                                                                    1975~2000年  40,000種類
 
        ★ 環境問題の傾向と加害者(犯人)は、だれか?
 
         過去 ➡➡➡ 環境問題は地域が限られていた ➡➡➡ 加害者公害を出した会社
         現在 ➡➡➡ 環境問題が地球全体になった  ➡➡➡加害者は会社・住民・私達
 
        ★ win win の法則
              ◉みんな幸せ
              ◉どちらもうまくいっていること
 
  (塾生・保護者の感想)
 
        *人間が、便利さを求めて生活活動していると、地球が傷ついていることになる
         私たち一人一人が毎日の生活について、気をつけたり心がけたりすれば、
         いつまでも地球をきれいに保つことにつながる
 
         *未来のことを考えて、今自分にできることをしなければならない
 
        *昔は、私たちが、公害の被害者だった しかし現在は、加害者の立場になる事を
          学び地球を守るため環境にやさしい生活をしないといけない意味がわかった
  
        *自分が環境に対して何が出来るか常に考えることの大切さを知った
 
        *生物の命を守る(絶滅を防ぐ)ことが、人間の命を守ることになる事に驚いた
 
        *環境汚染は、全体(みんな)が悪いと考えていたが、個人(自分)もその加害者
          (犯人)であると理解した
 
        *環境汚染の原因は、自分たちの生活の中にある
        
        *ぼくたちは ① 「社会、環境のために何が出来るか」
                 ② 「ぼくたちが環境問題の犯人にならない」
          ①②を特に忘れないようにしたい 
 
        *環境への悪化は目に見えて分かるものではないし、生活の中で、感じることは
          出来ない  楽なもの(車、家電など)は、つい利用してしまう
          しかし、今が便利でも、子供たちの未来が暮らしづらい環境であってはならない
          未来のことを考えて、今、みんなが環境について考えて、
          出来ることをやらなければいけない
 
       
 
 
2時間目     「環境を保つための生物多様性って何?」 
                               坪井誠 講師   一丸ファルコス株式会社
 

 
       ★ 今、世界の国々が、これ以上地球を汚さず守っていく話し合いをしている
          日本も来年の通常国会では日本の批准を発表する予定としている
 
       ★  コップ10(第10回気候変動枠組条約締約国会議 - 気候変動枠組条約 の
          締約国会議。2004年、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催)。 
          
       ★ 生物多様性とは、私たち人間は、地球という大きな生態系の一員であり、
          私たちの暮らしは、多様な生きものが関わり合う生態系から得られる
          恵みによって支えられています。
          私たちのいのちと暮らしを支えている生物多様性を守り、持続的に利用して
          いくことは、私たちだけでなく、将来の世代のためにも必要です。
 
       ★ それぞれの命を救い守ることが今の生物を残すことから始まる
 
       ★ どんな動物、植物、生物でもいらないものは無い。すべて意味があって生きている
          みんなが嫌がるパンにつくアオカビも、実は人間の病気を治す抗生物質の原料
          になっている。もしアオカビがいなかったら人間の命はどうなっていたか?
          表向き人間が嫌なものでも全部大切なもの。どこかが死(切れる)んでなくなると
          人間は生きていけない
 
       ★ 人間は、今、生きているが環境が変わりどこかで生物連鎖が切れる事態が起きたら
          生きていけなくなってしまう
 
       ★ ゴミを捨てた後はどうなるのか? 
          そのまま残らずに微生物により分解される仕組みがあり人間の所に戻ってくる
          今の状態をこのまま保たないと、(80~90%保たれていれば元に回復できる)
          人間がアッと気が付いた時には「時すでに遅し」で子孫が維持できなくなってしまう
 
       ★ 天然の状態を今のまま保たなければならない
 
 (塾生・保護者の感想)
      
       *生物多様性の重要さを認識して生活していきたい
         「地球の環境は 人間に大切」 を、忘れず生きていきたい
 
       *生物多様性の大切さを知りました
 
       *生物を殺すと色々な問題が起きてくることが分かった
 
       *今の生物を残すことが人の命を救う 必要のない生物はいないことが分かった
 
       *生物多様性を守ることが 今だけでなく未来の子供たちを救うことになる
         かもしれないことに ハッとさせられた
 
       *天然由来の成分を使った例をあげてお話をされ とても分かりやすかった
         青カビのお話も子供に分かりやすかった  生物多様性は色々な生物が
         環境を保っていくことで 人間も様々な恩恵を受けて生きていると思った
 
       *環境は連鎖で保たれている 将来人間が生きるため、生物を残すためにも
         「環境」の理解・勉強をする必要がある
 
       *人にとっては悪いと思うものでも地球上にある事により 今の人間が生かされ
         地球すべての生物は人にとって必要で人間のわがままで無くしてはダメと
         いうことを改めて学びました