2016年6月28日火曜日

6/11   6月環境塾

平成28年6月11日

     6月  徳山ダム見学会

       (タイムスケジュール)
 
      8:00  海津市日本環境管理センター 集合
      8:10  出発

      9:00  揖斐県事務所 集合
      9:10  出発(海津市日本環境管理センターのバスと合流)

     10:00  水と森の学習館
           徳山ダム米崎所長の徳山ダムについて講義

     10:40  徳山ダム見学
           ①選択取水設備
           ②ゲート室
             堤体内(4グループに分かれて説明を聞く)
           ③監査廊
             ダムの内部を点検する階段通路で1358段ある

     11:50  昼食(水と森の学習館)

     13:30  徳山会館資料室見学

     14:00  徳山湖自然環境観察会
           とくまる号 乗船

     15:30  道の駅 ふじはし
   
     16:30  揖斐県事務所 到着解散

     17:30  海津市日本環境管理センター 到着解散

    

    ★ 朝から、やや日差しが強い日でしたが、とても良い天気でした。 
      揖斐川町の揖斐県事務所で揖斐地域集合の塾生のバスと、
      海津市地域を出発したバスが合流し、国道303号を進めていきました。
      新緑がまぶしく今、地球温暖化の影響で異常気象が発生しているとは思えない
      のんびり穏やかな空気が漂っていました。 
      途中、サルの家族とみられる5匹くらいの集団が悠々と道路わきでバスを見ていました。
      水と森の学習館に到着し、バスの外に出るとやっぱり空気は澄み切り爽やかでした。

    ★ 標高は400~500m位だそうですが、初夏の山は何とも言えない気持ち良さがありました

           (水と森の学習館で米崎所長から徳山ダムについて説明を受けた)


     ★ 徳山ダム見学の目的

        ●徳山ダム周辺に棲む鳥獣類を観察し水環境や生物多様性の重要性を
         学び情報発信する
        ●生物多様性の保全活動について学ぶ
        ●ダム周辺の森林、ダム湖に溜められた水を見学し生き物たちと自然環境を
         守るためのダムの働きを学ぶ
        ●ダムを作る時、山を出来るだけ削らずに自然をそのままに残した工夫、森林を
         守る工夫を理解する


          クマ、動植物を増やす環境にするためダム湖周辺に実のなる木を植えたり
          一般の人が近づけないよう山林を公有地にして環境保全に努力している


           選択取水設備へ行く道中、ダムの水を下流に流した時、魚や植物の
           生育に影響を、与えないよう水温、水質を選びながら下流に流して
           いる設備である説明を受けた


           地下約130mまでエレベーターで降りてゲート室の見学をした
                             温度 13度  湿度86%  地上は、暑かったけど地下は、寒かった


                       徳山ダムによる洪水調節が無かった場合の被害(試算)について
          説明を受けた

          徳山ダムと横山ダムの連携による防災操作により水位を、大垣市万石地点
          で、2.0m低下させ、浸水被害を回避、これにより浸水面積2.700ha 
          約6.100億円の被害防止になる事を知った
    

             水資源機構徳山ダムの職員の方から今年は例年に比べ
             雪が少ないと説明があり、ダム湖の水量が少ない事も知った
 

      ★ 徳山ダムは、私達人間のために作られた

          しかし、自然環境を破壊したり生物多様性をくるわせたりしないように、
          道路や植林、水温、治水など様々なことが考えられ、
          毎日少しも休まず維持、管理されているのを学び、そのおかげで
          私たちの毎日の生活が守られている事が、理解できた


            お昼は、水と森の学習館へ戻り食べました

            学習館の外はかなり日差しが強いのに、初夏のすがすがしい空気が漂い
            山間部特有の静けさの中、日ごろの雑踏から離れ、のんびり山の景色を
            見ながらのお弁当の味は、 格別でした♪♪

            塾生、保護者、スタッフたちも、ダム見学の緊張から解放され和やかな
            楽しいお弁当の時間を過ごせて、とってもしあわせ♪(*^-^*)♪

            私たちのために昼食用の部屋を準備して頂だいた学習館の職員の方々 
            ありがとうございました (*^△^*)

 
           午後からは、徳山湖自然環境観察会です
 
           14:00 出発の「とくまる号」 乗船まで30分位時間の余裕があったので
           徳山会館の昔の徳山村の様子について紹介している展示室も見学しました
 
           たくさんの人々の生活があったふるさとが、水に沈んだことを知り
           心が痛みました
           


       ★ 徳山ダム周辺の自然 (ダム周辺で見られる生き物たち)

            ●哺乳類・・・・・・・イノシシ、ホンドシカ、ニホンツキノワグマ
                       ニホンカモシカ

            ●魚・・・・・・・・・・・カジカ、アジメドジョウ、アマゴ

            ●昆虫・・・・・・・・・オオムラサキ、ムカシトンボ

            ●両生類・・・・・・・モリアオガエル

            ●鳥・・・・・・・・・・・オシドリ、クマタカ、アオゲラ、コノハズク



         「とくまる号」の甲板の通路には植物、動物、豊かな自然の写真展示してある


      ★まとめ

        ●徳山ダム周辺に棲む鳥獣類を実際観察したが、名前まではわからなかった
         生物多様性の重要性は、とても大切である事がわかった
        ●生物多様性の保全活動は、すでに行われている
         今後、私たちにできる植樹等に参加したい
        ●徳山ダム湖自然環境を見学しいつまでもこのままの自然を残す大切さを感じた
        ●ダムを作る時、山を出来るだけ削らずに自然をそのままに残した工夫、森林を
         守る工夫が理解できた
        ●ダムはあまり身近ではなかったので役割を良く知らなかった
         水が足りない時流してくれる程度に考えていたが、流す量、温度を調節したり、
         多すぎるときは発電に回したり、絶えず工夫して流されている事を学んだ
        ●私たちが生活している近くに流れている川がこのような人々に支えられ
         守られていることをがわかり、つくづくありがたい!!勉強になった!!