会場 (日本環境管理センター)
12月の環境塾は、1時間目「環境と経済」 2時間目「トレーのリサイクル」
ワークショップとして自然環境にやさしい廃油せっけんを作りました。
★ 「環境と経済」 大垣共立銀行 総合企画部 前野勝之 講師
*経済ってなぁ~に?
物の流れがあって社会生活を営むことになる。物の流れは生産→売買→消費
経済と景気・・・・・・・・・・・景気が良い→経済活動が活発
景気が悪い→物が売れない 給料が減る 物を買わない
*経済と環境の歴史
・昔は自分で家を建てたり食べるものも自分で育てたりと自給自足なので経済は
いらなかった
しかし、産業革命により人間の社会生活が活発になる事により環境破壊が
起きるようになった
・銀行は経済活動の中でお金が必要となる会社へ預金者から預かったお金を貸す
という役割を持っています
・自然を顧みず環境破壊すると次世代の子供たちが迷惑をする
*これからの環境と経済
・経済→お金→もうけてよい生活→自然破壊→見て見ないふり
・自分さえよければ、自分さえもうかればという身勝手な経済活動が環境破壊を招き、
しっぺがえしがくる。
*大垣共立銀行は太陽光エコローンを用意して少しでも環境に良い生活ができる
お手伝いをしています
*環境クイズ
みんなで環境クイズ10問に挑戦しました
①地球温暖化と言われていますが大気中に何がふえているのでしょうか?
答え・・・・・・・二酸化炭素
②二酸化炭素を一番たくさん出している国はどこでしょうか?
答え・・・・・・・中国
③これから先100年で地球は最大何度温かくなると言われているか?
答え・・・・・・・5,8度 海水は傍聴して9~88cm上昇すると考えられる
④岐阜県全体に占める森林の面積(森林率)は何%でしょうか?
答え・・・・・・・81% 岐阜県は全国第2位 1位は高知県
⑤いらない木材や牛や豚のフンなどを使って電気を作ることをなんというのでしょうか?
答え・・・・・・・バイオマス発電
⑥環境にやさしい行動とは?
答え・・・・・・・・冷房の設定温度は低くしすぎない(冷房27度~28度)
⑦家庭の中で一番電気を多く使う電化製品は?
答え・・・・・・・・冷蔵庫
⑧エアコン冷蔵庫などの材料の再生利用などを推進するための法律はなに?
答え・・・・・・・・家電リサイクル法
⑨できるだけ環境にやさしい製品やサービスを選んで買うことは、私たちの大切な
環境を守るために必要なことです。さて、この行動のことを何と言うでしょうか?
答え・・・・・・・・グリーン購入
⑩冬の地球温暖化対策として、室温20度で快適に温かく過ごすための工夫・取組
を何と言うのでしょうか?
答え・・・・・・・・ウォームビズ
以上の問題でした 全問正解の塾生は3人でした、みんなで拍手しました
(現代の社会は刻々と変わっていきますので回答は完ぺき完全ではありません)
★ 「廃油せっけん作り」
化学せっけん・・・・・・・・・・水に溶けないので川や海の環境を汚す
廃油せっけん・・・・・・・・・・水に溶けてしまい地球に優しい
(川を汚す家庭用排水は 環境を破壊して川や海に生息している生きものに悪影響を与え
時には命まで奪ってしまう 私たち人間は地球という大きな生態系の一員であり
私たちの暮らしは、多様な生きものが関わり合う生態系から得られる恵みによって支えら
れています 私たちのいのちと暮らしを支えている生物多様性を守り 持続的に利用して
いくことは 私たちだけでなく 将来の世代のためにも必要です
廃油せっけんを使うことは 生物多様性を守るための 一つの行動につながります)
使ったものです
● 廃油せっけん(無添加せっけん)は、洗い流しても川・海を汚さないので環境にやさしい
● 家庭で使用したてんぷら油をリサイクルするので地球にやさしい
● 食器、衣類の洗濯、からだ、髪の毛のシャンプーなど何にでも使えます
★ 「トレーのリサイクル」 株式会社エフピコ 環境対策室 新矢恭三 講師
● 今日はゴミの問題について考えてみましょう
(日本全国の1年間のゴミの量は?)
*4.540万トン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2010年
*4.540万トンのうち家庭ゴミは・・・・・・・・・・・・・・・2.970万トン
*日本人1人当たりの1日の家庭ゴミ・・・・・・・・・・・・約1kg(976g)
*この家庭ゴミを処理するお金は・・・・・・・・・・・・・・・ 1人当たり1年間で14.100円
(どうしたらゴミが減らせるか?)
*3R
①リユース・・・・・・・・・・再使用→→→くりかえして使う
服のお下がりを着る
古本屋さんを利用する
②リデュース・・・・・・・・発生抑制→→ゴミも資源ももとから減らす
詰め替え用を買う
買い物のときレジ袋いりません マイバックを使う
嫌いなものを頑張って食べる
食べ残しをしない
③リサイクル・・・・・・・・再生利用→→資源として再び利用する
もう一度 材料に戻し作り直す
● エフピコ方式のリサイクル
一度使われたトレーやボトルはスーパーの店頭などで回収され エフピコのリサイクル
工場で原料にされた後 もう一度 食品トレーに生まれ変わります
①食卓(消費者)→②販売(スーパー)→③配送(包材問屋)→④生産(エフピコ)
①消費者の私たちは きれいに洗って分別し乾燥する
②スーパーは 消費者から持ち込まれたトレーやボトルを店頭の回収箱に集める
③包材問屋は新しいトレーをスーパーに納品した帰りに回収されたトレーを引取る
④エフピコはトレーを配送した帰りの便で使用済みトレーを回収 工場で再生する
エフピコで扱っている材料とトレーを見せていただきました
(食品トレーの優れた特性)
*軽い
*強くて丈夫
*断熱性
*クッション性
*耐水性
*衛生的
*鮮度保持
*コストダウン
(もったいない!トレーがトレーにカエルよ♪)
(エフピコの環境における取組)
*全国20,000店あるスーパーの8,400ケ所から使用済みトレーを回収
*リサイクルの主役は皆さんです
(受講生の感想)
* すこしでもリサイクルをして地球環境に良い生活をしたいと思った
*リサイクルは大切なので間違ったものを入れないようにきちんと覚えよう
*講義が子供にもわかりやすいように丁寧な説明が良かった
*普段何気なく捨ててしまっているトレーが大切な資源であることがわかった
*地球への思いやりを忘れず環境のためトレー製品など見なおしたい
*リサイクルできるものを出すとき あやまった自己判断で出さないよう
消費者として勉強できて良かった
*リサイクルに関する教育は、もっと必要だと思った